ファイナルファンタジーシリーズで使用された曲はサウンドトラックになり、手軽に購入することができますが
またニンテンドースイッチやスマートフォンにも移植され、いくつかは移植版のサウンドトラックも発売されております。
しかし、ファイナルファンタジー35周年の中で最も聴くことが難しいファイナルファンタジーがあります。
サウンドトラックも発売されていないため、ゲームを所持してプレイするかYoutubeでしか聴けない曲となります。
そんな入手困難な「ファイナルファンタジー」をご紹介します。
スクウェア以外から発売された唯一のファイナルファンタジー
そのファイナルファンタジーは唯一スクウェア以外から発売された「ファイナルファンタジー」となります。発売元はマイクロキャビン、その後サークシリーズや幻影都市などを発売する
パソコンソフトメーカーとなります。発売日は1989年12月22日、定価は7,800円、対応機種は【MSX2】というパソコン機種となります。
MSX2となりますので、メディアはフロッピーディスク1枚構成となります。初めてファイナルファンタジーが他機種で発売されたという珍しさもあります。
移植された1989年の昨年1988年には「ファイナルファンタジー2」が翌年1990年にはファイナルファンタジー3が発売されております。
音源はFM音源
MSX2はファミコンと同時期に発売された家庭用パソコンとなり、家庭用テレビにつないで楽しむことができました。他のパソコン(PC98、PC88)が20万以上する高価だったにも関わらず、
MSXは5万から購入できるため、多くのユーザーを獲得しました。コナミのメタルギアも当初はMSX2で発売されており、ドラゴンクエストも1と2が移植されておりますのでその人気の高さを伺いしれます。
MSX2で発売された「ファイナルファンタジー」はファミコン版の移植となりますが、音源はMSX-MUSICとも言われるFM音源を主体とした曲になっているため、ファミコン版とは違う印象を与える曲となっております。
曲数はファミコン版と変わらず20曲(全滅時、セーブ時の曲含む)となっており、YouTube上でアップロードされている方がおられましたので、共有させていただきます。
プレイするのは非常に困難
このMSX2版のファイナルファンタジーで使用された曲はサウンドトラックとして発売されておらず、聴くためには実際にプレイする他はYouTubeでの動画を視聴するしかありません。
ただこのMSX2版のファイナルファンタジーは現在プレミアム価格がついており、メルカリやヤフオクでは2万程度で取引されております。
仮に入手した場合でもプレイするためにはMSX2が必要となります。動作品の場合、1万程度必要となります。さらにはセーブするためにはフロッピーディスク(3.5インチ2DD)も必要となります。
単純に考えて約3万程度が必要となり、プレイするのが最も困難なファイナルファンタジーの一つとなっております。
YouTubeが登場して曲を聴くことが容易となりましたが、あまり知られていないファイナルファンタジーかと思います。
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